[立ち話]2021.12.10
国本陸はチャンピオンを諦めない!
再起戦に臨む国本陸(六島)
 日本ミドル級1位の国本陸(24=六島)は、19日に大阪住吉区民センターで開催される「You will be the Champion11」で2018年西部日本ミドル級新人王の京原和輝(24=久留米櫛間)とミドル級6回戦で激突する。

 国本は、今年5月に日本王者の竹迫司登(30=ワールドスポーツ)に挑戦。2度のダウンを奪われて初黒星を喫した。竹迫へのリベンジを誓い、ノンタイトル戦に臨む国本は竹迫戦で経た経験を糧に再び立ち上がる。
「竹迫さんはテクニックがあった」
 「勢いだけではアカンなと思いました」。前戦の竹迫戦で、約2年1ヶ月ぶりのリングに上がった国本だが開始早々、バランスを崩してダウンを喫した。「バランスを崩したところに当てられて倒れてしまった。『やってしまった』」と言うが、「竹迫さんはもっと剛腕でパンチを振ってくるイメージが強かった。ダウンをしたが、向き合った時に『ガードをしたらイケる』と思った。自分のパンチも当たり出したところで、スコーンともらった。2度目のダウンは効いた。竹迫さんはガードの隙間を縫って打ってくるテクニックがあった」と試合を振り返った。
メンタルとディフェンスを強化
 初回は、2ポイントを失ったと割り切って2回から立て直すこともできたが、「自分の経験不足。2年ぶりの試合で大阪から来てくれたお客さんは、面白い試合を期待しているので応えようとしたが空回りして悪い方にいってしまった」。

 「自分の力を出せるメンタルと打ち終わりのガードをしっかりすること」と課題に取り組んでいる。
「この試合に勝って竹迫さんに挑戦したい」
 次戦を勝てば、来年のチャンピオンカーニバルで指名挑戦者として再び竹迫に挑戦することが内定している。「日本のミドル級で一番強い竹迫さんに勝たないといけないと思う。竹迫さんに勝ってこそ日本チャンピオン。もう一度戦いたい」とリベンジへの思いは強い。
12月19日(日)ゴング!
 拳を交える京原は、7戦5勝(3KO)2分とここまで負けなしだ。「相手は無敗で強いが、感情に左右されずに自分のスタイルを貫く。カッとせずに自分のボクシングを見せたい」と、次戦への意気込みを語った。