[前日計量]2021.12.8
タイトル初挑戦の2人が激突!
左:鈴木なな子(三迫) 右:瀬川紗代(ワタナベ)
 日本女子ミニマム級王座決定戦の前日計量が8日、都内で行われ同級1位の瀬川紗代(24=ワタナベ)と同級2位の鈴木なな子(22=三迫)が会場に姿を現した。

 両者は、明日の9日(木)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルで空位の王座を争う。
「進化した姿を見せる」
 アマチュア全日本選手権3位の実績を持つ瀬川は、3戦目で日本王座に挑む。100gアンダーの47.5kgでクリアすると「自分が成長できるか、そうでないかの分かれ道となる試合」と勝負の一戦になると語った。

 昨年10月に樽井捺月(山木)に判定負けを喫しプロの洗礼を浴びた。再起戦でタイトル戦に臨む瀬川は「『アマチュアの方がレベルが高い』と少し油断していた自分の考えが甘かった。明日はデビュー戦のような気持ちでリングに上がる」。「6ラウンド中、4ポイントを取るイメージで戦う。ここを勝ってアトム級で世界を目指す」と進化した姿を見せるつもりだ。
「確実にポイントを取る」
 鈴木は、300gアンダーの47.3㎏で秤を降りた。かつてワタナベジムに所属していて瀬川とは元同門でマスボクシングをするなどアドバイスを受けた仲だ。大学生ボクサーの鈴木は「在学中にタイトルを獲るのが目標だったので明日は勝つ」と必勝を誓った。

 アマチュアキャリアが豊富な瀬川に対し「スピードとテクニックがある」と印象を語ったが、「フィジカルでは私の方が上回っている。技術でも負けたくない。6ラウンド確実にポイントを取っていく」と意気込んだ。