[海外試合結果]2021.12.5
WBC世界ライト級統一戦ヘイニーvsディアス
WBC世界ライト級王座統一戦

 米国・ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・アリーナで4日(日本時間5日)、マッチルーム・ボクシング主催のWBC(世界ボクシング評議会)ライト級王座統一戦が開催された。正規王者デビン・ヘイニー(23=米)と暫定王者ジョセフ・ディアス(29=米)による注目の一戦。ライト級戦線がますます面白くなってきた。

ヘイニーvsディアス
 序盤戦、サウスポーのディアスはプレッシャーをかけていくのに対し、リーチで18cm勝るヘイニーはジャブを走らせ右につなげるなど積極的に攻めて出た。ヘイニーは中盤に入ってもジャブから右ストレートをボディに突き刺し、左右フックを振るうディアスとのペースの奪い合いで優勢に進める。ポイントの厳しいディアスは更に前に出ていくと右ボディを上下に打ち込みヘイニーを後退、試合は最終ラウンドまで持つれた。重いパンチをディアスが打ち込めば、ヘイニーは手数で攻めるなど一進一退の攻防を見せ終了のゴング。判定は3-0(117-111×2、116-112)でヘイニーがWBC王座を統一、4度目の防衛に成功した。

 今後、WBCフランチャイズ王座を持つ4冠統一王者ジョージ・カンボソス.Jr(28=豪州)への対戦を希望したヘイニーの戦績は27戦全勝(15KO)。最後まで攻め抜き観客を沸かせたディアスは35戦32勝(15KO)2敗1分とした。