ライト級リミット61.2kgを王者デイビス、挑戦者クルスともに200gアンダーの60.9kgで前日計量をクリアした。

　当初、デイビスは前WBA暫定王者で指名挑戦者のロランド・ロメロ(26=米)との全勝対決が決まっていた。しかし、ロメロが試合発表直後に複数の女性からの性的暴行を告発され、相手がクルスに変更した。

　デイビスは今年6月にマリオ・バリオス(26=米)を11回TKOで敗り世界3階級制覇を達成。今回はライト級に下げて保持する同王座2度目の防衛戦に臨む。一方、クルスはメキシコでキャリアを積み、19年から拠点を米国に移して現在引き分けを一つ挟んで17連勝と勢いに乗る。初の世界挑戦を強敵デイビスを相手に迎えることになった。