[インタビュー]2021.11.2
ビッグマッチに臨む井上拓真が最終調整
注目の試合まであとわずか!
 元WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級暫定王者の井上拓真(25=大橋)が2日、横浜市内の所属ジムで最終調整した。

 11月11日(木)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル」で元日本・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾(34=FLARE山上)と空位のWBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王座を争う井上の様子が届いた。
初のスーパーバンタム級での試合
■今回は初めてスーパーバンタム級の試合。減量は?
井上 減量に関しては、気持ち的に楽ですね。食べながらしっかり最後まで動けることができるので。気持ち的には、スーパーバンタム級だからといって変わるところはない。いつも通りの気持ちです。

■ 1階級上でパワー面の違いは?
井上 相手もでかくはなると思いますが、その分、自分も身体を作ることができるので、そこは気にしていないです。

■身体的に1階級上にする感じではない
井上 そうですね。世界を目指すならバンタム級が適性。この一戦のために大きくしてもバンタム級がきつくなるだけなので。
「相手にやりずらさは感じない」
■和氣の印象は?
井上 イメージは作ることはできている。背は高いですけれど(以前スパーリングして)そこまでやりずらさはなかったので。いつも通り何もさせないで勝つ、という展開に持っていきたいです。

■世界前哨戦の意識
井上 やっぱり世界しか見ていないので。相手が誰かというより、ここで負けていられない。いつもそういう気持ちです。

■スーパーバンタム級で世界も?
井上 適性はバンタム級だと思っていますが、チャンスがあれば、という感じですね。
「兄に追いつきたい」
■WBOバンタム級王者(ジョンリエル・カシメロ)とやりたいか?
井上 決まれば、どの団体でも狙っていきたい。

■兄弟バンタム級制覇への気持ちはあるか
井上 ナオ(兄尚弥)がどういう動きかはわからないですが、やっぱり兄弟で世界王者というのは目指していきたいです。兄に追いつきたいですね。

■試合間隔が10ヶ月空きましたが。
井上 そこは別に気にしていないですね。
<a href="../titlematch/index.html?tid=2329">■特集:井上拓真vs和氣慎吾</a>
■成長した点は?
井上 冷静さというか、集中力です。1つのテーマとしてやっていくので、そこを見てもらいたいです。隙がないボクシングですね。

■その冷静さとは
井上 打ち合う時でも、しっかり見ながら打ち合う。ガムシャラではなく。それが大人な感じというのですかね(苦笑)。