契約リミットの63.0kgで計量をクリアした富岡は「メチャメチャ調子はいいです」と元気よく電話取材に答えた。KO率75%を誇る藤田との対戦に関しては「相手のことは気にしてないです。ジムを移籍してトレーナーが洪東植さんに変わったので、戦い方も変わった」と切り出すと、「一番変わったのは心。心が強くなりました」とメンタル面の充実ぶりを口にした。「KOするまでの過程が見えるようになった。練習でも相手にダメージを与えられるようになった」と話した。

　明日の試合は「相手に勝つことは当然のこと。練習してきたことを出して、自分に勝ちたい。今、ボクシングが楽しいです。ジムに練習に行くだけでもワクワクしてますよ」と抱負を語った。

　三迫ジムに移籍して3試合目を迎える藤田は明日、100人の応援をバックにリングに上がる。体調もいいと話した8戦中6KO勝利を誇るパンチャーだが「これまでもKOは全く狙ったことはないんですよ。ただ、中途半端なことをするつもりはないし、倒れても立ちあがります」とキッパリ。対戦相手の富岡に関しては「彼の持っているものは、中量級の中でも頭ひとつ抜けている」と技術面を評価した。それでも、「僕との対戦は外れクジですよ。地獄を見ることになりますよ」と静かに闘志を燃やした。「ボクモバの勝ち予想も見ましたが、僕の勝ちとの予想は1%でもいいですよ。富岡選手に判定で勝てば、それはそれで周囲のみんなも評価するでしょう」とランカー食いに意欲を見せた。

　関係者注目のノンタイトルビッグマッチ、お見逃しなく!