[ニュース]2011.8.15
WBAのSW級に暫定王座?
 WBAのスーパーウェルター級に再び暫定王座が設けられる可能性が高くなってきた。すでに9月21日、オーストラリアのニューキャッスルで元WBA世界スーパーミドル級王者アンソニー・ムンディン(豪)対前WBA世界スーパーウェルター級暫定王者リゴベルト・アルバレス(メキシコ)の間でベルトが争われるという報道もある。  
 このクラスの暫定王座は1年前までは石田順裕が保持していたが、昨年10月にアルバレスに判定負けして明け渡した。そのアルバレスは今年2月の防衛戦で指名挑戦者オースチン・トラウト(米)に判定負け。それを機にトラウトは正規王者に昇格した。
 このクラスのWBA王座は“スーパー王者”としてミゲール・コット(プエルトリコ)が君臨。“レギュラー王者”にトラウト、そして再び暫定王者と、このままいけば同一団体内に3人の世界チャンピオンを擁する矛盾を孕むことになる。
 暫定王座決定戦に出場が濃厚なムンディンは36歳。46戦42勝(25KO)4敗の戦績を残している元スーパーミドル級王者だが、スーパーウェルター級の体重で試合をした実績は昨年6月と9月の2試合のみ。一方、WBC同級王者サウル・アルバレスの兄でもあるリゴベルト・アルバレスは33歳。戦績は30戦27勝(20KO)3敗。