[試合後会見]2021.9.12
小畑武尊が別府で凱旋試合
右:小畑武尊(ダッシュ東保)が攻め立てた
 日本ユース・ウェルター級王者で日本同級4位の小畑武尊(23=ダッシュ東保)が12日(日)に大分県べっぷアリーナで開催された「DASH BOX6th別府地獄合戦2021」メインイベントに出場し、元日本ランカーの木村文祐(33=JM加古川拳)と対戦した。

大分県別府市で興行

 3年ぶりに地元のリングに上がった小畑は、故郷に錦を飾ることができたのか!?
小畑武尊(ダッシュ東保)が判定勝ち
 小畑が日本ランカーの力を示して完勝した。半身の構えからカウンターを狙う木村に対し、サウスポー小畑は的確なパンチで攻め立てると最後まで相手にペースを渡さなかった。
「地元で勝てて良かった」
 「3年前の凱旋試合は負けたので(4回負傷判定負け)勝つことができてひと安心している」と地元のヒーローは安堵の表情を浮かべた。

 試合前は会場外で応援者に挨拶周りなどして激励を受けたことを明かすと「励みになった。別府で試合ができて良かった」と勝利を喜んだ。
さらに上のベルトを目指す
 「ここ最近はズルズルといってしまう展開が多いので、対応力を上げていきたい」と課題を挙げた小畑。

 「チャンスがきたらいつでも挑戦したい」とさらに上のベルトを目指す。
「練習の成果を出すことができなかった」
 一方の木村は「これまでの動き回るボクシングから、腰を落としてしっかりとパンチを打つ練習をしていたが、本番で出すことができなかった。相手はとにかくパンチが硬くてやりにくかった」と肩を落とした。
東保佳秀会長
 全試合終了後に取材に応じた東保佳秀会長は「コロナ禍の中での興行でどうなることやらと思ったが、無事に終えることができた。メインに出場した小畑も倒せはしなかったが、文句なしの判定で勝つことができて良かった。もっと地元にファンを増やしていければ」と興行を総括した。