[試合後会見]2021.7.23
亀田京之介と奈良井翼が渾身の打ち合い!
激戦を制したのは!?
 ハラダジム主催の「FIGHTING BEAT BOXING」が23日(金・祝)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された。メインイベントでは、日本ユース・フェザー級王座決定戦、2020年全日本スーパーフェザー級新人王の奈良井翼(21=RK蒲田)対2019年東日本フェザー級新人王の亀田京之介(22=ハラダ)が行われた。

 新人王獲得後初戦でユース王座戦に挑んだ奈良井とジム移籍2戦目の亀田が、真っ向からぶつかり合った。
 静かな立ち上がりとなったが2回になると一転、火の出るような打撃戦を繰り広げた。
亀田京之介(ハラダ)が新王者!
 抜群の勝負強さを発揮した亀田が日本ユース王者に輝いた。初回はジャブの探り合いとなったが、2回に亀田がワンツーを好打すると、奈良井も応戦。お互いの意地がぶつかり合う激しい打撃戦に会場は盛り上がった。その中で亀田が得意の左フックを炸裂させてダウンを演出。10カウントを聞かせた。新王者に輝いた亀田は、コーナーによじ登り勝利の雄たけびをあげた。
「KOで勝てて良かった」
 試合後に会見に臨んだ亀田は「相手が出てこなかったので先に仕掛けた。セコンドからは『まだ行くな』と言われたが、効いているのがわかったので自分の判断で仕留めにいった。豪快に倒すことができてうれしい」と会心の勝利に声を弾ませた。
豪快に倒した!
 奈良井にはアマチュア時代に判定負けを喫していて、プロのリングで借りを返した。
 亀田は「アマ時代、新人王トーナメントとこれまで一番になったことがなかった。なので形になるものを残せて良かった。なによりランキングに入れるのが本当にうれしい」と笑顔を見せた。
「辰吉寿以輝選手と対戦したい」
 今後の抱負を聞かれた亀田は「やってくれるなら辰吉選手と対戦したい」と日本スーパーバンタム級8位の辰吉寿以輝(大阪帝拳)の名前を挙げて対戦を呼びかけた。
「焦ってしまった」
 一方、初黒星を喫した奈良井は「初回は予定通りに戦えた。ジャブを当ててペースを握ろうとしたが距離が遠かった。相手の右をもらって焦ってしまいパンチの振りが大きくなってしまった。相手が雑に攻めてきたので打ち合ったが左フックを浴びてしまった」と肩を落とした。