[試合後談話]2021.7.17
18歳の渡邊海が八王子で魅せた!
東日本新人王戦が熱い!
 東日本新人王予選が17日、東京・八王子富士森体育館で開催され、新人王を目指す若きボクサーがしのぎを削った。
 第7試合フェザー級4回戦では柿元蓮(24=ワタナベ)と渡邊海(18=ライオンズ)が拳を交えた。
<a href="../boxer/boxer.html?boxer_id=9832">渡邊海(ライオンズ)選手名鑑へ</a>
 ジャブを軸に試合をコントロールした渡邊が完勝した。渡邊はジャブの差し合いで勝ると、柿元を懐に入らせずポイントを加点。各ラウンド終了間際にワンツーでグラつかせて技術の高さを見せた。
激励賞の数がすごい!
 試合後に取材に応じた渡邊は「ジャブからしっかりと組み立てることができたが、右で効かせてから倒そうと力が入りすぎてしまった。倒せると思ったが詰めが甘かった。試合内容には満足していない」と快勝にも反省の弁が口を突いた。
「次戦はしっかりと倒す」
 渡邊が住む立川市から八王子市までは車で20分と近いこともあり、この日は280人の応援団が渡邊の勝利を後押しした。

 渡邊は「大きな舞台で緊張したが、気持ちよかった」と話すと、「丁寧なボクシングを心掛けつつ次戦はしっかりと倒したい」と抱負を口にした。
<a href="../boxer/boxer.html?boxer_id=5234">中谷潤人(M・T)選手名鑑へ</a>
 第4試合終了後には、WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(23=M・T)が紹介され、ステージ上でリングアナウンサーの質問に答えた。

 17歳でデビューした中谷は全日本新人王、日本ユース王者、日本王者、そして世界チャンピオンと無敗で駆け上がった。中谷は「新人王戦は経験を積むことができるし、全日本新人王になれば日本ランキングに入れる。試合期間が短い中で勝っていき、自信をつけていった」と新人王時代を振り返った。

 9月10日(日本時間11日)に米国アリゾナ州で同級1位のアンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ)を迎えて初防衛戦に臨む中谷は「次の相手はKO率が高くて強敵だが、自分のスタイルで勝って帰国したい」と初防衛を約束。会場から大きな拍手が沸き起こった。