[メキシコ情報]2021.6.13
ホルヘ・アルセの甥が地域タイトル戦に出場
左:アルセ 右:クエージャ
中央:フェルナンド・モンティエル
 WBCインターナショナル・スーパーフライ級タイトルマッチ、王者のカリム・アルセ(メキシコ)対挑戦者のダビッド・クエージャ(メキシコ)が12日(日本時間13日)にメキシコ・シナロア州ロスモチスで行われた。
 4回に左フックでダウンを奪ったクエージャが、その後も的確にカウンターを決めてペースを掌握。9回に連打から最後は左アッパーでレフェリーストップに持ち込んだ。元世界5階級制覇王者のホルヘ・アルセ氏の甥であるカリム・アルセは初黒星を喫し王座を陥落した。
右:元王者のホセ・ウスカテギがKO勝ち
 セミファイナルでは、元IBF(国際ボクシング連盟)スーパーミドル級王者のホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)がスーパーミドル級8回戦でハイメ・エルナンデス(メキシコ)と対戦した。初回からウスカテギがジャブでプレスをかけて攻め立てると、2回に右ボディアッパーから返しの左フックでキャンバスに沈めた。
 8月29日に米国でデビット・ベナビデス(米)が保持するWBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級王座に挑戦することが決定しているウスカテギは35戦31勝(26KO)4敗とした。