[前日計量]2021.5.27
激戦必至! スーパーライト級ランカー対決
スーパーライト級サバイバル戦!
 元WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者で日本同級2位の近藤明広(36=一力)と同級4位のアオキクリスチャーノ(32=角海老宝石)が27日、東京大田区の牧田総合病院で前日計量に臨んだ。
 試合は、明日の28日に後楽園ホールで開催される「Figthing.Bee20&THE BOX」のメインイベント、スーパーライト級8回戦で拳を交える。計量を終えた両者に電話取材で意気込みを聞いた。
44戦目の近藤明広(一力)
 昨年12月に日本王者の永田大士(31=三迫)に挑戦して以来の再起戦となる近藤は、200gアンダーの63.3kgでクリアした。近藤は「前戦は(負傷引き分け)悔しい思いをしているので、もう一度王座を奪還したい気持ちが強い。明日は挑戦者決定戦のつもりでリングに上がる」とアオキとの上位ランカー対決に気持ちを高ぶらせた。
 「パワフルなボクシングをしてくる。相手の右に注意したい」とアオキのパワーを警戒したが「左を軸に戦うが、ジャブだけでは止められないと思うので、中盤からは打ち合うことも覚悟している。最後は気持ちの勝負になる」と激戦での勝利を誓った。
再起2戦目のアオキクリスチャーノ(角海老宝石)
 一方、リミットちょうどの63.5kgでパスしたアオキは「めちゃくちゃ調子が良い。フィジカルトレーニングで筋肉がついた分、パワーアップした。明日の試合が楽しみ」と決戦を待ちわびていた。
 計量後はホテルの部屋で、鈴木眞吾会長特製のおじやを口にし「エネルギーが染み込んで力が湧き出る」とリカバリーにも余念がない。
 元王者と対戦するアオキは「倒しにいくのは大前提。KOで勝つ。OPBFランキングに入っていないので勝ってランキングを奪う」とタフな近藤を倒してタイトル挑戦をアピールするつもりだ。