[ニュース]2011.8.3
ブラッドリーは“休養王者”に
ホセ・スライマンWBC会長はメキシコで記者会見に臨み、スーパーライト級王者のティモシー・ブラッドリー(米)を“休養王者”に据え置いたことを明らかにした。  
 記者団からの質問に答えるかたちで行われた会見で、スライマン会長は「今年1月から試合をせず、試合予定もないための措置」と説明。王座は剥奪ではなく、あくまでも“休養王者”に留めると繰り返した。
 いずれにしてもWBCのスーパーライト級王座が空位になることに変わりはなく、9月17日(日本時間18日)には米国ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで決定戦が行われることも決定している。4階級制覇を狙ってエリック・モラレス(メキシコ)がホルへ・バリオス(亜)と対戦する予定と非公式に伝えられていたが、アメリカのメディアを中心に批判の声が多く、ここにきて軌道修正の動きが出てきた。モラレスの相手がルーカス・マティセ(亜)に変更される可能性が高くなったというのだ。
 モラレス(51勝35KO7敗)は4月にマルコス・マイダナ(亜)に挑戦して判定負けを喫したばかりで、一方のマティセ(28勝26KO2敗1無効試合)は昨秋にザブ・ジュダー(米)に僅少差の判定負け、今年6月にはデボン・アレクサンダー(米)にも惜敗している。