[立ち話]2021.5.12
矢吹正道「狙うのは拳四朗のベルト!」
世界まで一直線!
 日本ライトフライ級王者の矢吹正道(28=緑)を直撃! 10日に名古屋市内のジムで練習していた矢吹に、WBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級タイトルマッチ、王者のエルウィン・ソト(24=メキシコ)対世界ミニマム級4団体制覇王者の高山勝成(37=寝屋川石田)戦の感想、さらにターゲットにしているWBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の寺地拳四朗(29=BMB)挑戦に向けての思いを聞いた。
E・ソトvs高山勝成戦について感想を口にした
 試合映像を見た矢吹は「高山選手は頑張ったと思うが、自分の予想通り(ソト選手の後半TKO勝ち)だった。ソトはボディが効いていたが、高山選手は残り3ラウンドで逆転勝ちするパンチ力はなかったと思う。顔も腫れあがっていたし、そういうのも考慮してストップしたと思う。間近で見ているレフェリーが止めたわけだし、敵地なので仕方がない。アウェーで戦うことを考えながらやっていかないといけなかった」と早かったと言われているレフェリーストップについて私見を述べた。
寺地拳四朗(BMB)に挑戦したい
 現在、WBC世界2位の矢吹がトップコンテンダーになるのは時間の問題だ。一部スポーツ新聞では秋に名古屋で拳四朗への挑戦に向けて交渉中という記事が出ていた。「誰に挑戦してもいいが、京口選手(京口紘人=ワタナベ)は王座統一戦を望んでいると聞いている。評判が高い拳四朗選手と戦うのが手っ取り早い」と挑戦への思いを口にした。
ベルト奪取に自信を示した
 矢吹は、4月24日(土)エディオンアリーナ大阪で行われた拳四朗と同級1位の久田哲也(36=ハラダ)の一戦をリングサイドで観戦した。「拳四朗選手は思っていたよりパンチ力があった。ただ、リズムの取り方などは『こんなものか』と思った。タイミングのずらし方も何パターンかしかなかった」と、拳四朗撃破に手応えを感じたようだ。
加藤博昭トレーナーとのコンビで世界を目指す
 「世界戦ができるのであれば、場所はどこでもいい。戦ってくれることを祈るしかない」と、矢吹は年内の世界初挑戦を目指す。