[前日計量]2021.4.20
ミニマム級王座戦はKO決着の予感!
左:石澤開(M・T) 右:高田勇仁(ライオンズ)
 日本ユース・ミニマム級タイトルマッチ、王者の石澤開(24=M・T)対挑戦者の高田勇仁(22=ライオンズ)の前日計量が20日、東京大田区の牧田総合病院で行われた。
 両者は明日の21日(水)に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のセミファイナルで激突する。電話取材に応じた両者に意気込みを聞いた。
「上位ランカーの実力を見せる」
 これが初防衛戦となる石澤は、リミットちょうどの47.6kgでパスした。「減量は決して楽ではないが、しっかりと落すことができたのでホッとしている。これからリカバリーをして明日の試合に備える」と静かに闘志を燃やした。
 高田と初対面した石澤は「もう少し大きいと思っていたが、それほどでもなかった」と話すと、「いつも自分より身長が高い選手とスパーリングをしていて、距離を詰めるのが大変だが、明日はそこまで苦労しないと思う。高田選手がグイグイ攻めてくるのであれば、早いラウンドで打ち合いになりそう」と激戦を約束した。
 石澤は「他のミニマム級の選手とは違うところを見せたい。勝つに越したことはないが、できれば自分の美学であるKOで勝つ」とノックアウト宣言した。
「一発でベルトを獲る!」
 一方、ユース王座初挑戦の高田は、300gアンダーの47.3kgでクリアした。高田は「ガッチリとしていて仕上げてきているなと思った」と石澤の印象を口にすると、「明日はしっかりと戦うだけ。お客さんが盛り上がる試合を見せたい。打ち合う場面があれば真っ向から立ち向かいたい」と相手が得意する打撃戦にも応じる構えだ。夜は焼肉弁当を食べて明日の決戦に備える。