[立ち話]2021.4.14
六島ジムの峯佑輔に注目!
プロ4戦目に臨む峯佑輔(六島)
 六島ジムのホープ峯佑輔(24=六島)は4月24日(土)に沖縄コンベンションセンターで東大河(25=平仲)と52.5kg契約6回戦で対戦する。
 アマチュア63戦51勝(10RSC)12敗の成績を残しプロに転向した峯は、ここまで3戦全勝(1KO)と順調にキャリアを重ねている。同門で近畿大学ボクシング部同期の西田凌佑(24)は同日に、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の比嘉大吾(25=AmbitionGYM)に挑戦する。峯は、ライバルの活躍に刺激を受けながら「自分も存在感を示したい」と拳を握りしめた。
左:西田凌佑と沖縄で連勝を目指す
 峯は「同門の古谷(古谷昭男)が世界ランカーになったり、西田が日本ランカーになったりと刺激を受けているが、自分としては悔しい思いが強い。仲間の勝利はうれしいが、その中でも自分も存在感を出したい気持ちの方が大きい」と、素直に胸の内を明かすと、「次の相手はノーランカーだが内容を見せたい。『峯佑輔』の名前も覚えてもらう」と意気込んだ。
「大阪で頂点を目指す」
 興国高校から近畿大学と関西の名門でボクシングをしてきた峯だが、5歳から中学1年まで空手をしていたので、ボクシングを始めたのは高校入学後と決して早くはない。それでも高校3年で国体優勝を果たし、大学リーグ戦ではレギュラーを務めた。大学時代は全日本選手権3位、台北カップ金メダルと実績を残した。
 元々、プロ志望だった峯は卒業後に、六島ジムに入門した。「大阪のジムからチャンピオンになりたいと思った。東京のジムに行く選手が多いが負けたくない」とライバル心を包み隠さない。
切れ味鋭いパンチを打ち込む
 「これといった武器はない」と笑った峯だが、取材後の練習では左右ともに切れ味抜群のパンチを打ち込んでいた。コンビを組む武市晃輔チーフトレーナーと強さに磨きをかけている。
「一つずつ勝っていく」
 峯は「最初は、デビューしてから3年以内にチャンピオンと目標を立てていたが、今は目の前の試合を一つずつクリアしていき上を目指していく」と、今後の抱負を口にした。
 若手の有望株が次々と出てきている六島ジムにおいて、「峯佑輔」の名前を覚えておいて損はないはずだ。好戦的な東との一戦に注目だ!