[前日計量]2021.4.3
初防衛か?それとも初戴冠か?
左:樽井捺月(山木) 右:長井香織(真正)
 日本女子アトム級タイトルマッチの前日計量が3日、大阪堺市内のジムで行われ王者の長井香織(31=真正)と同級5位の樽井捺月(29=山木)が計量に臨んだ。
 試合は、明日の4日に大阪堺市産業振興センターで開催される「REAL SPIRITS.72」(第1試合午前11時15分開始)のメインイベントで行われ、真正ジム公式YouTubeチャンネル「BOXING REAL」で第1試合からライブ配信される。
 計量を終えた両者に電話取材で意気込みを聞いた。
「真正ジム全勝を目指す!」
 これが初防衛戦の長井はリミットちょうどの46.2㎏でパスした。「相手は死に物狂いでベルトを奪いにくるが、負けずに挑戦者の気持ちでリングに上がる。リーチ差がありパワーでも勝っていると思うので圧倒したい。あわよくばKOしたい」と王者の強さを見せるつもりだ。
 初のメインイベンターに抜擢された長井は「毎回、緊張しているが、今回は特にすごい。試合が決まってからずっとプレッシャーを感じている」と心境を明かすと、「ここを勝たないことには上にはいけない。ベルトは絶対に渡さない」と必勝宣言した。
タイトル初挑戦の樽井捺月(山木)
 一方、タイトル初挑戦の樽井は1.9㎏アンダーの44.3kgで合格した。「明日の試合が楽しみ。明日は挑戦者らしくアグレッシブに攻める」と決意を口にした。
 午後の興行のメインイベントでは、同門でWBO女子世界ライトフライ級王者の天海ツナミ(36=山木)が3度目の防衛戦を迎える。「計量後に『お互いに勝って、笑って東京に帰ろう』と話した」と言うと、「必ず勝ってベルトを持ち帰る」と意気込んだ。
 髪の色を「春なので」と桜にちなんだピンク色にした樽井が勝負の時を迎える!