体格で上回るサウスポーのシーサケットは、初回からクワンタイをインファイトで圧倒。ロープに詰めては上下にパンチを打ち分けた。シーサケットは続く2回もロープ側まで追い込むと右アッパーから、左ストレートに繋げていった。そして迎えた3回、残り40秒ほどでシーサケットがコーナーでアッパーのトリプルを喰らわせると、クワンタイはその場に座り込みダウン。なんとか立ち上がり連打を防いでなんとかこの回を凌いだ。しかし、コーナーに戻ったシスモーゼンは左瞼が腫れ上がり、戦意を見せず棄権。シーサケットが4回終了、棄権によるTKO勝利で同国人対決を制した。

　明日、米国で行われるWBA王者スーパー王者ローマン・ゴンサレス(33=ニカラグア)vsWBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(30=メキシコ)の勝者への指名挑戦を目指すシーサケットの戦績は56戦50勝(43KO)5敗1分け。良いところなく敗れたクワンタイは59戦50勝(27KO)8敗1分とした。