[試合後談話]2021.3.7
KO続出!福岡が大盛り上がり!
左:木寺竜也(YANAGIHARA)
右:安藤謙(FUKUOKA)
 FUKUOKAボクシングジム主催の「REAL SOUL BOXING.60」が7日、福岡・宗像ユリックスで開催され、1試合が中止になったが全4試合で激戦が繰り広げられた。
 第3試合ウェルター級4回戦では、安藤謙(22=FUKUOKA)と木寺竜也(35=YANAGIHARA)が対戦した。
左:安藤謙(FUKUOKA)が2連勝
 初回は、長身サウスポーの木寺がジャブを軸に丁寧な試合運びを見せていたが、2回になると安藤がプレスをかけて反撃。左ストレートでダウンを奪うと再開後、再び左ストレートでキャンバスに沈めた。
ライト級で戦っていきたい
 豪快なKO勝ちで連勝した安藤は「相手のジャブと右フックの軌道がわかりにくかったが、ジャブの打ち終わりにストレートが当たったのでイケると思った。最初にダウンを奪ったパンチに手応えがあったので一気に仕留めた」と喜びに浸った。
 テレビで長谷川穂積や内山高志の試合を見た影響で高校2年でジムに入門。20歳でプロデビューした。今後の目標を聞かれた安藤は「もっと経験を積んで来年の新人王戦に出たい」と抱負を語った。
木戸貴仁(筑豊)が逆転勝ち
 第1試合スーパーバンタム級4回戦では中冨厚志(34=FUKUOKA)と木戸貴仁(30=筑豊)が激突した。2回、中冨が右オーバーハンドでダウンを奪ったが、ここで火がついた木戸は真っ向から打ち合いに応じると右ストレートでダウンを奪い返し10カウントを聞かせた。
左:白銀尊道トレーナー
 逆転KO勝ちした木戸は「ダウンをして焦ったが、相手は攻めてくると思ったので逆にチャンスだと思った。最後に決めた右ストレートは内側から狙ったパンチで手応えがあった」と会心の勝利に胸を張った。
 17歳でジムに入門した木戸だったが、プロになるまで時間がかかった。当初はプロになる予定はなかったが、2019年3月に行われた筑豊ジム主催興行のエキシビションマッチに出場し「プロのリングで試合がしたくなった」とプロボクサーになる決意を固めた。
 木戸は「目標はA級に上がることです!」と声を弾ませた。
宗像ユリックス