[電話取材]2021.2.12
佐川遼が試合を振り返る
佐川遼(三迫)が感想を語った
 前日本フェザー級王者の佐川遼(26=三迫)が12日、電話取材に応じて試合の感想を語った。佐川は、11日(木・祝)に後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」で同級1位の丸田陽七太(23=森岡)を迎えて3度目の防衛戦に臨んだ。
 チャンピオンカーニバル注目の一戦を終えた佐川は何を感じたのか――。
フェイントが少なくなってしまった
 電話取材に応じた佐川は「会社からは『休んでもいいよ』と言われたのですが、溜まっている仕事があったので。少しフラフラするが動けないほどではない。今日は事務作業だけにする予定」と、試合翌日にも関わらず朝9時から会社に出社していた。
 仕事の合間に取材に応じた佐川は「やはり距離が遠く感じた。ただ、パンチを伸ばしたら意外と当たるのでワンツーに頼ってしまい、細かいフェイントが少なくなってしまった」と敗因を挙げた。
パンチが硬かった
 「序盤は相手のジャブを避けることができたが、中盤から緩急をつけてジャブのタイミングを変えてきた。丸田選手のパンチは硬かった」。「3ラウンドにもらった右は見えなくて効いてしまった。スタイル的に負けるかもしれないと思っていたし、ベストコンディションだったので実力で負けた」と素直に負けを認めた。
再起に向けて走り出す
 約1年5ヶ月保持してきた王座を失った佐川だが「勝ちたかったが、盛り上がっていたのならプロボクサー冥利に尽きる。今はダメージを抜いてまた頑張りたい」と再起に向けて再び走り出す。