[電話取材]2021.2.11
KO決着で日本ユース王者が誕生!
左:堀川龍(三迫) 右:重岡優大(ワタナベ)
 日本ユース・ライトフライ級王座決定戦が11日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」で行われ、OPBF東洋太平洋ミニマム級2位の重岡優大(23=ワタナベ)と堀川龍(20=三迫)がベルトを争った。
 アマチュア経験が豊富な両者は、スピーディーな攻防を繰り広げた。
重岡優大(ワタナベ)がKO勝ち
 序盤は、堀川が右ボディストレートを好打し幸先の良いスタート。サウスポー重岡は動きが硬く左ストレートは空を切った。それでも3回になると対応力の高さを見せてワンツーをねじ込みペースを掌握。4回に左ストレートでダウンを奪うと、5回にもワンツーでダウンを追加。立ち上がった堀川に迫ると左ストレートでふらつかせてレフェリーストップに持ち込んだ。
倒せたことは良かった
 試合後に電話取材に応じた重岡は「向き合って相手との体格差を感じた。出だしが悪くエンジンがかかるのが遅かった。KOで勝てたが堀川君は強くて実力差はほとんどないと思う。内容は悪かったが、倒すことが今回の目標だったので達成できたことは良かった」と試合を振り返った。
OPBFミニマム級王座を目指す
 続けて「堀川選手はライトフライ級では特別パンチ力がある方ではないと思うが、パンチが重たく感じた」と言うと、「自分としてはミニマム級の方が合っていると思う」とOPBF東洋太平洋王者のリト・ダンテ(30=比)のベルトを狙う。
採点表