[試合後会見]2021.1.16
角海老宝石ジム期待のホープがデビュー!
左:飯村樹輝弥(角海老宝石)の右!
 角海老宝石ジム主催の「ダイナミックグローブ」16日、後楽園ホールで開催され、アマチュア経験豊富な期待の新人がプロデビュー戦に臨んだ。
 アマチュア81戦68勝13敗で日本大学ボクシング部元主将の飯村樹輝弥(22=角海老宝石)はフライ級6回戦で山田大輔(36=輪島功一スポーツ)と対戦した。
戦慄のKO勝ち!
 立ち上がりから飯村はプレスをかけて試合を組み立てると右カウンターでダウンを先取。再開後、サウスポー山田を冷静に追い詰めると、再び右カウンターを炸裂させてキャンバスに沈めた。
KO勝ちは狙っていなかった
 試合後に囲み取材に応じた飯村は「フルラウンド戦うつもりだったので、初回で決まり驚いている。アマチュアからプロになりグローブが小さくなったことで開放感があった」と声を弾ませた。
穴のないスタイルを目指す
 「これまでは相手の正面に立つことが多かったので、メキシカンスタイルを参考にして半身で構えた。アマチュア時代の長所を消さずにプロ用の戦い方をミックスした」と語った飯村は「穴のないボクシングを確立させていきたい」と飛躍を誓った。
右:池側純(角海老宝石)が判定勝ち
 大阪商業大学ボクシング部元主将の池側純(22=角海老宝石)は、スーパーバンタム級6回戦で吉川翔(23=高砂)と激突した。サウスポー同士による試合は、池側が右で距離を測りながら単発の右ボディを痛打しゲームをコントロール。吉川は右フックを決めたが、池側は最後まで距離をキープしポイントを重ねた。
カウンターを磨いていく
 プロ初勝利を挙げた池側は「自分の持ち味を活かすことはできなかったが、6ラウンド戦えたことが収穫。勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。
 この試合に向けてスーパーフライ級アジア3冠王者の福永亮次(34=角海老宝石)との実戦練習で実力をつけた池側は「まだまだ力不足。得意のカウンターを活かしたスタイルを磨いていく」と抱負を語った。