[試合後会見]2020.12.9
会心の一撃! ジロリアン陸が39秒KO!
電光石火のKO劇!
 日本ライト級18位のジロリアン陸(32=フラッシュ赤羽)が9日、後楽園ホールで開催された「A-SIGN.Bee.27」のメインイベントに出場。60.0kg契約8回戦で2018年中日本スーパーフェザー級新人王の太田卓矢(29=とよはし)と対戦した。
 ハードパンチャー対決として注目された一戦、初回にジロリアンの左フックが火を噴いた!
左で倒せたのが嬉しい
 「右を警戒されていたと思うが、自分は左フックにも自信がある」。ファーストコンタクトで出した左フックで試合を決めた。

 試合後に囲み取材に応じたジロリアンは「試合の4日前にやったマスボクシングでスッと出したら当たったのでこれは試合にも使えるなと思った。最初から狙ったパンチだった」とフィニッシュブローを振り返ると、「ボクモバの試合予想では競っていたが、かなり自信があった」と胸を張った。
KO率73.3%
 今回の試合に向けて13kgの減量に臨んだジロリアンは、「減量が本当にキツくて最悪の事態も頭をよぎった」と明かしたが、「ラーメン二郎グループからガウンをプレゼントされて、試合を中止にするわけにはいかない」とリミットまで落とした。
明日からラーメン二郎を食べる
 2試合連続初回KO勝ちで、自己プロデュース力にも長けているジロリアンは人気も実力も急上昇している。今後はタイトル挑戦への期待も高まるが、「自分はチャンピオンのレベルではない。今の段階ではタイトルマッチなんて想像ができない」と謙虚に語ると「日本ランキング上位につけたい」と抱負を語った。
 ライト級にまた面白いボクサーが現れた。2021年のジロリアンから目が離せない!