[立ち話]2020.12.7
富岡樹「スピードは俺の方がある!」
富岡樹(REBOOT.IBA)
 日本ライト級5位の富岡樹(23=REBOOT.IBA)は、12月14日(月)に後楽園ホールで開催される「SLUGFEST.16」セミファイナル、スーパーライト級8回戦で元日本・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の岡田博喜(30=角海老宝石)と対戦する。
 今年2月に挑戦した日本王座戦以来の再起戦で、ビッグネームと拳を交える富岡は、キャリア初となるスーパーライト級での試合となる。10月下旬に埼玉県ふじみ野市内の所属ジムで富岡に話を聞いた。
岡田博喜との対戦を大歓迎した
 「対戦できると聞いた時はテンションがブチ上がりました。『これだ!』と思った」と岡田との対戦を大歓迎した。
 両者ともハンドスピードがあり、ジャブを得意とするテクニシャンだが「絶対に俺の方が速い。スピードでは負けない」と自信を示した。
主戦場はライト級
 主戦場のライト級から1階級上げての試合となるが「スーパーライト級に上げる気はない。この試合が終わったらまたライト級でやると思う」とほぼ減量がない状態で仕上げる。
この試合は潰し合い
 富岡はプロデビュー後、わずか11戦ながら国内トップ選手とタイトルを賭けて拳を交えた経験は大きい。「これまではボクシングは、スポーツだと思いすぎていたところがあった。(ボクシングは)お互いの人生をかけた潰しあい。これからはさらに覚悟を持ってリングに上がる」と気持ちに変化があったようだ。
ライト級ウォーズに割り込みたい
 「ライト級は伊藤(伊藤雅雪)、吉野(吉野修一郎)、三代(三代大訓)を中心に盛り上がっている。自分はまだそこに噛みつく権利はないが、この試合に勝って割って入りたい。今回は本当に自信がある」と必勝を誓った。