[ニュース]2020.11.20
中谷潤人が相模原市長にベルト奪取を報告
本村賢太郎市長を表敬訪問
 WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(22=M・T)が20日、神奈川県相模原市役所を表敬訪問し、本村賢太郎市長に世界王座獲得を報告した。
 中谷は、6日に後楽園ホールで同級1位のジーメル・マグラモ(25=比)に8回KO勝ちし王者に輝いた。相模原市は、中谷が所属するM・Tジムがあり、デビュー前から住んでいる街だ。
 22歳の新チャンピオンは「相模原市に明るいニュースを届けることができてうれしい」と声を弾ませた。
相模原に明るいニュースを届けることができた
 本村市長は「市民が勇気と感動をもらった。相模原市に大きな宝物が来た」と中谷の快挙を喜ぶと、「コロナで大変な時期だが、落ち着いたら相模原市のイベントにも出てほしい」と語った。
反響の大きさを実感している
 中谷は「日が経つにつれて世界王者になったことを実感している。子供の頃から想像していたことが、現実になって本当にうれしい」と笑顔を見せると、「世界チャンピオンになってから毎日忙しくさせてもらっている」と嬉しい悲鳴をあげているようだ。
 試合から1週間後にはロードワークをはじめたが、「プロになってからこんなに休んだのは初めて。早く体を動かしたくてウズウズしている」と明日からジムワークを再開する。
課題が見つかった
 あらためて試合映像を見た中谷は「ガードがルーズだった場面があった。離れて戦ったら、もっと早く試合を終わらせることができた。これからトレーナーと修正していく」と強さに貪欲な姿勢は変わらない。
相模原を盛り上げていく
 中谷の活躍と功績を称えて本村市長から「賞賛の盾」が贈られた。さらに17日から中谷の世界王者獲得を記念して相模原市役所とJR橋本駅に横断幕が飾られたことと、相模原市文化・スポーツ賞の表彰式が行われることが発表された。
今後の中谷潤人から目が離せない!
 次戦の目途は立っていないが、初防衛戦が濃厚だ。中谷は「これからは防衛だったり王座統一戦をしていきたい」と飛躍を誓った。