[海外試合結果]2020.11.1
ウシクvsチゾラWBOインターコンチネンタル戦
ウシクがヘビー級第2戦

 元クルーザー級4冠統一王者オレクサンドル・ウシク(33=ウクライナ)のヘビー級進出第2戦目が、31日(日本時間11月1日)英国・ロンドンのSSEアリーナ・ウェンブリーで開催された。元世界挑戦者デレック・チゾラ(36=英)の保持するWBO(世界ボクシング機構)インターコンチネンタル王座をかけて両者が拳を交えた。

ウシクが判定で地域王座獲得

 体重差17kgとサイズの違いを活かし、チゾラはスイッチを繰り返しながらプレッシャーをかけた初回、ウシクは足を使い捌いていった。その後もパワーで勝るチゾラがインファイト、ウシクがアウトボクシングという展開で中盤まで進む。ベテランらしく強弱をつけた攻撃をみせるチゾラに細かいパンチで応戦するウシク。終盤に入ると疲労が表に出てきたチゾラを、ウシクが軽打ながらもクリーンヒットさせて流れも奪った。そのまま最終回のゴングがなってウシクの3-0(117-112、115-113×2)判定勝利でWBOヘビー級インターコンチネンタル王座を獲得した。

 ヘビー級転向第2戦は苦戦を強いられたウシクの戦績は18戦全勝(13KO)。健闘するも及ばなかったチゾラは40戦32勝(23KO)10敗とした。