[前日計量]2020.10.31
刈谷でランカー対決!KO決着必至!
両者とも59.5kgでクリア!
 日本ライト級2位の力石政法(26=緑)と日本スーパーフェザー級15位それいけ太一(28=湘南山神)が31日、愛知県刈谷市内の病院で前日計量と抗原検査に臨み、両者ともリミットちょうどの59.5kgでパスした。
 試合は明日の11月1日(日)に刈谷市あいおいホールで開催される「GREEN Dream」のメインイベント59.5㎏契約8回戦で激突する
 計量を終えた両者に電話取材で意気込みを聞いた。
全力でつぶしにいく
 電話取材に応じた力石は「体重が落ちるか心配だったが、問題なくスムーズに落ちて体調が良い。最後まで食べながら落とすことができた」と主戦場としているライト級(61.2㎏)より1.7㎏軽い59.5kgでの試合にも万全のコンディションをアピールした。

 「独特のタイミングがあり、やりにくそう。日本ランカーにも連続で勝っていたし、何かを持っていると思う。油断はまったくしていない」と拳を交える太一を警戒。その上で「待ちのボクシングからの脱却がテーマ。アグレッシブに攻めて倒しにいく」とKO決着を約束した。
 タイトル挑戦が見えてきた力石は、12月26日(土)に初防衛戦を行う兄の矢吹正道(28)に勝利のバトンをつなぐ。
倒して勝つ
 一方、敵地に乗り込み上位ランカーに挑む太一だが、力石は強豪相手に6連勝しているチャンピオン候補だ。太一にとって過去最強の相手と言える。しかも、太一はサウスポーには2敗していて一度も勝利していない。「(力石選手は)皆から強いと言われている選手で、客観的に見ても強いと思う。でも、コロナのこのような状況で勇気づけるような試合を見せたいと思ったし、ここでチャレンジするのもいいかなとビビッときた」と電話口で胸の内を明かした。
 湘南山神ジムは10月に4回戦ボクサーの遠藤裕介(23)と6回戦ボクサーの高橋利之(21)がKO勝ちしていて好調だ。後輩に刺激を受けているという太一は「相手はかなり強いが、必死に練習してきた。明日は食ってやるという気持ち」と下克上を狙う。