[試合日程]2020.10.14
スーパーフライ級アジア頂上決戦が決定!
スーパーフライ級トップ対決
 角海老宝石ジムは14日、WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者の福永亮次(34=角海老宝石)と日本同級王者の中川健太(35=三迫)による王座統一戦兼OPBF東洋太平洋同級王座決定戦を発表した。
 試合は、12月14日(月)に後楽園ホールで開催される「SLUGFEST.16」のメインイベントで行われる。勝てば3冠王者となりスーパーフライ級の頂点に立つ重要な一戦だ。
サルダールを攻略して戴冠
 福永は、今年2月にフローイラン・サルダール(34=比国)が保持する王座に挑戦。序盤はチャンピオンの右ストレートを浴びて左目下を腫らしたが、ボディ攻撃に活路を見出すと、7回にダウンを奪い最後は連打でレフェリーストップに持ち込んだ。勝ち星すべてがKO勝ちの福永は激闘の中で、豊富な手数で相手の心を折り試合を終わらせてきた。タフネスと勝利をもぎ取る気持ちの強さを持ち併せていて、スピードもある好戦的なサウスポーだ。
今年7月に初防衛に成功
 一方、日本チャンピオンの中川は、三迫ジムに移籍して2戦目で敵地大阪で王座返り咲きに成功した。今年7月には同級1位のユータ松尾(31=ワールドスポーツ)にスピードの差を見せて8回負傷判定勝ちで初防衛を成し遂げた。
 "サンダーレフト"と呼ばれるサウスポースタイルから繰り出される強烈な左ストレートが持ち味だが、ここ数戦は多彩な右で試合をコントロールし進化した姿を見せている。
岡田博喜(30)と富岡樹(23)のテクニシャン対決!
 セミファイナルでは、元日本・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の岡田博喜(30=角海老宝石)と日本ライト級4位の富岡樹(23=REBOOT.IBA)がスーパーライト級8回戦で拳を交える。
久しぶりに日本のリングに上がる岡田博喜
 約2年7ヶ月ぶりに日本のリングに上がる岡田は、昨年11月以来の再起戦となる。再びトップ戦線に戻るためにも負けられない一戦となる。中間距離から繰り出されるジャブと一級品のテクニックで存在感を示したい。
ビッグネームと対戦する富岡樹
 今年2月に日本ライト級王者の吉野修一郎(29=三迫)に挑んだ富岡は、初回にダウンを奪う絶好のスタートを切ると、リズム感のある攻撃でチャンピオンに肉薄したが、8回に捕まり逆転KO負けを喫した。再起戦で知名度の高い岡田を破り3度目のタイトル挑戦をアピールしたいところだ。