[試合後談話]2020.10.11
西部日本新人王が決定
左:平野岬(三松スポーツ)
右:福永輝(沖縄ワールドリング)
 西部日本新人王決勝戦が11日、佐賀県SAGAサンライズパークで無観客で行われ、1試合が中止となったため、2階級で新人王の座が争われた。フェザー級4回戦では福永輝(21=沖縄ワールドリング)と平野岬(23=三松スポーツ)が激突した。
 不戦勝などでこの日出場しなかった選手を含めた10名の西部日本新人王は、11月8日(日)にSAGAサンライズパーク(無観客)で中日本新人王と地区対抗戦を行う。
福永輝(21)が勝ち上がった
 これが3度目の新人王トーナメント参戦の福永が、接戦を制して西部日本新人王に就いた。試合後に取材に応じた福永は「冷静に相手を見るように意識したが、落ち着きすぎてしまった。途中からジャブが当たりはじめたので左フックを狙うことができた。左ボディに手応えがあったので倒しにいきたかったが、ボディ攻撃からの返しのパンチがあと一歩足りなかった」と勝利にも反省の言葉を並べた。
攻防一体のボクシングを目指す
 「今回はディフェンスの練習も積んでいたので、次に向けて攻防一体のボクシングを磨いていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
再起を誓った平野岬(23)
 一方、悔しい結果となった平野は「打ち合いに付き合うつもりはなかったが、少しずつ相手のペースに飲まれてしまった。ボディは鍛えていたので打たせるつもりで挑んだ。カウンターに手応えがあり勝ったかなと思ったが…、前半からもっと攻めていければよかった」と唇を噛んだ。それでも「相手との攻防は楽しかった。次戦に向けてさらに成長していきたい」と敗戦を糧に立ち上がる。