[独占インタビュー]2020.10.15
福田直樹が見たリングの中の井上尚弥
ボクシング・フォトグラファー福田直樹氏
 WBA(世界ボクシング協会)・IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)の強さを検証する。今回は、世界的なボクシングカメラマンとして数々の賞を受賞してきた福田直樹氏に話を聞いた。福田氏は、2001年に渡米し全米各地で年間約400試合を撮影し続けて、2008年に世界で最も権威がある米国の専門誌「リングマガジン」にスカウトされ、同誌のメインカメラマンを8年間務めた。さらに、「BWAA(全米ボクシング記者協会)」主催のフォトアワードにおいて、初エントリーから6年連続で入賞し、最優秀写真賞を4度獲得。2012年にはWBC(世界ボクシング評議会)のフォトグラファー・オブ・ザ・イヤーにも選出された。2016年の帰国後は、国内の試合を撮り世界各地へ発信している。
 世界のトップボクサーを撮り続けた福田氏にとっても井上の存在は別格だという。カメラのファインダー越しに見続けている福田氏はモンスターの姿をどのように感じているのか――。