[速報]2020.9.1
八重樫東が引退発表!
八重樫東(大橋)が引退
 元世界3階級制覇王者の八重樫東(37=大橋)が1日、オンライン会見を開き15年間の現役生活から退くことを発表した。八重樫は、アマチュア70戦のキャリアを引っ提げ2005年にプロデビュー。2011年10月にWBA(世界ボクシング協会)ミニマム級王座を獲得。2012年6月に井岡一翔(井岡→AmbitionGYM)と日本初の世界2団体統一戦を行いボクシング史に残る名勝負を繰り広げた。
 2013年4月にはWBC(世界ボクシング評議会)フライ級王座を獲得し世界2階級制覇を達成。4度目の防衛戦では当時パウンド・フォー・パウンドナンバーワンの呼び声が高かったローマン・ゴンサレス(帝拳/ニカラグア)の挑戦を受けた。敗れたものの真っ向から打ち合った姿は感動を呼んだ。その後、2015年12月にはIBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級王座を獲得し世界3階級制覇を成し遂げた。八重樫は"激闘王"のニックネームの通り毎試合観客を魅了し記録にも記憶にも残る名選手だった。
 2004年9月1日に大橋ジムに入門し、ちょうど16年目のこの日に引退発表した八重樫は「7回も負けて世界チャンピオンの中でも勝ったり負けたりだったがファンの応援のおかげでここまで来ることができた。感謝してもしきれない」と頭を下げた。詳細はのちほど。