[立ち話]2020.8.17
新王者の矢吹正道を神戸でキャッチ!
日本ライトフライ級王者の矢吹正道(緑)
 衝撃のKO勝ちで新王者に就いた日本ライトフライ級王者の矢吹正道(28=緑)が、8月14日(金)に神戸常磐アリーナで開催された興行に来場していた。同門の溝越斗夢(21=緑)や、親交がある日本スーパーフライ級10位の那須亮佑(24=グリーンツダ)の応援のために愛知県から駆けつけた。新王者に就いて3週間が経過した矢吹に話を聞いた。
さらに上を目指す
 緑ジムから約26年ぶりの日本王者誕生で、周囲は祝福ムードに包まれているが「ベルトを見せに行くと喜んでもらえますが、自分自身は特に変わらないです」。

 試合映像を見た矢吹は「80点ですね」と合格点を出したが、気になるのは20点のマイナス点だ。「もらったらダメなタイミングでのパンチが3発あった。もらっていないが、浴びていたらクリーンヒットしていた。初回で決めることができたが、あの作業を3~4ラウンドまでしていたら40~50点だった」と、試合の出来には手厳しい。
19日は弟が勝つ
 8月2日(日)には、中京テレビ「スポーツスタジアム魂」で密着取材を受けてオンエアされた。番組の反響があり、仕事中にも声をかけられるなどチャンピオンとして徐々に認知されてきたようだ。
 19日(水)には後楽園ホールで弟の日本ライト級6位の力石政法(26=緑)が、同級9位の粕谷雄一郎(23=角海老宝石)と拳を交える。「(出稽古が禁止で)スパーリングの相手が限られた中での調整だったので、それだけがかわいそうだなと思うが、勝つと思います!」と、兄として弟の勝利を後押しした。