[ニュース]2011.7.3
結果★バーロスvsカバジェロ
 WBA世界フェザー級王者ジョナサン・バーロス(亜)は2日、地元アルゼンチンのコルドバに元WBA世界スーパーバンタム級王者セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)を迎えて2度目の防衛戦に臨んだ。
○ジョナサン・バーロス(亜)
 12回判定(2-1)
●セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)

 チリの火山爆発の影響で2週間延期された試合。先手を取ったのは長身強打者のカバジェロだった。初回、右アッパーで先制のダウンを奪ったのだ。ダメージの浅いフラッシュ・ノックダウンとはいえ、当然のことながら挑戦者は勢いづいた。3回にもバーロスがキャンバスに転がるシーンがあったが、これはバッティングによるものだった。中盤に入るとバーロスがプレスをかけカバジェロが下がる展開になり、王者がポイントを奪い返していった。9回、カバジェロが右を叩きこむとバーロスがダウン。これもダメージは感じられなかったが、採点には大きく響くと思われた。
 やや挑戦者有利の展開のまま試合は終了。カバジェロが2階級制覇達成かと思われたが、採点は2対1に割れた。ひとりは115対111で新王者誕生を支持したものの、二者は114対112、116対110で王者の防衛を支持。地元判定の声が出るなかバーロスは辛うじてV2に成功した。
 27歳のバーロスは35戦33勝(18KO)1敗1分。35歳のカバジェロは昨年11月のジェイソン・リッツォー(米)戦に続く連敗となった。38戦34勝(23KO)4敗。