[WBOアジア]2020.7.3
山内涼太と戸高達が空位の王座をかけて激突
WBOアジア王座決定戦

 8月19日(水)に開催される「SLUGFEST.14」(後楽園ホール)のメインイベントにWBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦が組まれたことを2日、この興行を主催する角海老宝石ジムが同ジムの公式ホームページで発表した。当日ベルトを競うのは、WBA(世界ボクシング協会)フライ級3位の山内涼太(25=角海老宝石)とWBOアジアパシフィックフライ級9位の戸高達(30=レパード玉熊)。この王座は阪下優友(29=角海老宝石)が引退し王座を返上したため、行われる運びとなった。

8戦目でのベルト獲得目指す山内涼太(角海老宝石)
 山内は、アマチュア53戦38勝(14KO)15敗のキャリアを引っ提げ2017年6月にプロデビュー。3戦目で日本ランカーを撃破すると、6戦目で世界ランカーに競り勝ち出世街道をひた走っている。スピードとテクニックに長けた右ボクサーファイターだ。初のメインイベンターとしてベルト獲得に闘志を燃やす。
打ち合いに勝機を見出す戸高達(レパード玉熊)
 一方、これが2度目のタイトル挑戦の戸高は、昨年2月に空位の日本王座をかけて堀川謙一(40=三迫)と対戦したが、8回終了TKO負けでタイトル獲得に失敗。その後、階級を上げて再起に成功し再びチャンスを掴んだ。フィジカルの強さを活かした激闘ファイターで、ベルトと山内が持つ世界ランキングを奪いにいく。
 この日は第1試合から勝敗予想するのが難しい好カードが揃い、最初から最後まで余すところなく試合を堪能できそうだ!