[立ち話]2020.6.26
中嶋一輝「明日にでもチャンピオンになれる!」
さらなる高みを目指す
 日本バンタム級5位の中嶋一輝(27=大橋)は、今年1月に「GOD'S LEFTバンタム級トーナメント」で優勝し賞金100万円を獲得した。日本ランキングも徐々に上がっており、日本王座とOPBF王座に狙いを定める。16日、中嶋に横浜市内の所属ジムで100万円の使い道と今後について話を聞いた。
優勝賞金はほとんど貯金した
 優勝賞金100万円は財布を購入し、あとはすべて貯金に充てたという。中嶋は「旅行に行こうかと思ったが、行く時間もないし試合内容も良くなかったので…」と、試合を振り返り謙虚に話した。
 日本バンタム級13位の堤聖也(24=角海老宝石)との決勝戦は、1-0の引き分けで優勢点を得て中嶋が勝者扱いとなった。
熱戦となった決勝戦
 中嶋は、2試合連続初回KO勝ちをしてきただけに、決勝戦は不満が残ると言うと「計量後のリカバリーをミスして動きが悪かったし、倒そうと力んでしまった。反省点が多い試合だった」と振り返った。
スピードに磨きをかける
 現在は、午前のロードワーク後に所属先の大橋ジムでキッズボクサーのコーチを務め、午後に再びロードワークを行い、夜にジムワークとボクシング漬けの毎日だ。
 次戦の予定は立っていないが、モチベーションは落ちていない。中嶋は「スピートとコンビネーションの中に強いパンチを当てられるようにしていきたい」と今後の課題を挙げた。
まずは日本王者になる
 中嶋は、当面は日本とOPBF東洋太平洋王座を目標に掲げたが、「日本チャンピオンなら明日にでもなれる。絶対に勝てる自信があります」とキッパリと言い切った。