[海外前日計量]2020.6.9
ラスベガスのトップランク無観客戦の前日計量
約3ヶ月ぶりのラスベガス興行

 米国・ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで、9日(日本時間10日)約3ヶ月ぶりに同地で開催されるトップランク社主催の無観客試合。その前日計量が8日に行われ、メインイベントで登場するWBO(世界ボクシング機構)フェザー級王者シャクール・スティーブンソン(22=米)と、フェリックス・カバラロ(プエルトリコ)が、秤に臨んだ。

両選手が2度目でクリア

 スーパーフェザー級10回戦で行われるメインイベント、同級リミット58.9kgの1回目の計量でスティーブンソンは59kg、カバラロは59.1kgと両選手ともオーバーとなってしまった。しかし、スティーブンソンはすぐに2度目の秤に上がりリミット58.9kgでクリア。カバラロも1時間後に58.9kgのリミットでパスしてことなきを得た。

 試合はトップランク社と契約を結ぶESPNが生中継する。米国で開催されるボクシングの生中継も約3ヶ月ぶり。世界王者クラスの選手出場というのも注目が集まりそうだ。

女子メダリストはコロナ陽性で直前に中止

 またセミファイナルに組まれていた女子スーパーフェザー級10回戦は、計量前日に五輪銅メダリストのミカエラ・マイヤー(29=米)がネバダ州アスレチック・コミッションの定めるコロナウィルスの検査で陽性反応が出たため中止となった。

 そのほかに注目の2大会連続金メダリストのロベイシー・ラミレス(26=キューバ)が、ジェウリ・アンドゥハル(25=ドミニカ共和国)とフェザー級6回戦で対戦する。ラミレスは同級リミット57.1kg、アンドゥハルは200gアンダーの56.9kgでパスした。