[海外事情]2020.5.2
ボクシング人気が高いイギリスは7月開催を目指す。
ロックダウン中のロンドン中心部

 BBBofC(英国ボクシング管理委員会)のロバート・スミス氏は1日、英国スカイスポーツ局のインタビューに対し、7月からボクシングを再開する準備を進めたいと話した。再開が決まればプロモーション活動を後押しするとも述べた。政府とも話し合いを重ねてきたとのことだが、慎重な姿勢に変わりはなく、プロモーターなどと話し合いを進めるとした。英国は現在、ロックダウン中で、5月10日の週内に再延長の有無を決める。ただし、ロックダウンが解除される場合も段階的に行われるとの見通しが強く、3段階の2番目にレストラン、最後にパブや学校といった感染率の高い場所が解除される。会場の確保など、課題は多いが、BBBofCはサッカーなど他のスポーツと足並みをそろえることにも言及している。無観客試合での興行開催は放映権料の確保と放送局やオンライン映像配信サービス社のバックアップが必須となる。プロモーターの動きと合わせてニュースを確認すると現実的な話が見えてくる。