[メッセージ]2020.4.26
井上尚弥がファンへメッセージ
井上尚弥(27)が現在の心境を語った
 WBA(世界ボクシング協会)スーパー、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の井上尚弥(27=大橋)が26日、文章でコメントを発表し、現在の心境とファンへメッセージを伝えた。
   井上は25日(日本時間26日)に米国ネバダ州ラスベガスでWBO(世界ボクシング機構)同級王者のジョンリエル・カシメロ(30=比)と王座統一戦を行う予定だったが、新型コロナウィルス拡大防止のため延期となった。
 井上は「試合延期をしっかりと受け止めているので、心境に変わりなく、来る日に向けて調整中です。焦りは何一つありません。現在はオーバーワークでも練習不足でもなく、スキルを落とすことなくキープしています」と順調な調整をアピールした。
3団体統一戦を実現させる
 井上は続けて「カシメロ選手もトレーニングができる環境にあるとの情報なので、しっかりと仕上げてほしい。その情報以外にこちらにもしっかりとした情報が入っているので気にしていません。必ず3団体統一戦を実現させますのでファンの皆さん、楽しみに待っていて下さい」と好ファイトを約束した。
皆でこの状況を乗り切りましょう
 最後に「今は皆が辛い状況です。一人ひとりの意識で守れる命が助かり、近い将来を変えます。そのためには不要不急の外出を控え、人との接触を減らしこの大変な状況を乗り越えましょう」とが外出自粛を呼びかけた。
大橋秀行会長もコメントを発表
 大橋秀行会長は「新型コロナウイルスの世界的大流行で試合は延期になりましたが、尚弥は延期を伝えた時と同じように普段通りの練習、木鶏の如く微動だにせず頼もしく見守っています。今後については状況にもよりますが、カシメロ戦を第一に考えています。しかし、この世界情勢ですので、状況の変化には対応したいと思います」とコメントした。