[コラム]2020.4.5
あの選手を初めて見た時(丸田陽七太編)
高校1年生の時の丸田陽七太
 日本フェザー級1位の丸田陽七太(22=森岡)を初めて見たのは、彼が高校1年生で出場した2013年8月、佐賀県で開催されたインターハイ準決勝だった。
 当時、アマチュアの試合はあまり見たことがなかったが、高校生の試合観戦のためにわざわざ佐賀まで足を伸ばしたわけではない。佐賀にある妻の実家に帰省した際、会場の佐賀市立諸富文化体育館でインターハイが開催されていることを知り、急遽行くことにしたのだ。試合会場は、田んぼで囲まれたのどかな場所にあったのだが、駐車場の入口が渋滞していて最初から見ることができず、お目当ての田中恒成の試合を見逃してしまった――。