[海外前日計量]2019.12.28
一触即発の前日計量デイビスvsガンボア
WBA世界ライト級正規王座決定戦
 米国・アトランタのステート・ファーム・アリーナで28日(日本時間29日)に開催されるWBA(世界ボクシング協会)ライト級正規王座決定戦の前日計量が27日に行われた。
 元世界スーパーフェザー級王者のジャーボンタ・デイビス(米)と、元世界3階級制覇王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)が前日計量後のフェイスオフで火花を散らした。
 さらにWBA世界ライトヘビー級正規タイトルマッチ、王者ジャン・パスカル(カナダ)vs元2階級制覇王者バドゥ・ジャック(米)も組み込まれた。
デイビスvsガンボア
 ライト級リミットとなる61.2kgを、WBA同級2位のガンボアは200gアンダーの61.0kgでパス。しかし対するWBA同級1位のデイビスは567gのオーバーとなる失態。しかし、1時間半後に汗を流し下着を脱いで行った再計量で、100gアンダーの61.1kgをマークして無事に合格となった。
 最初の計量を終えた後のフェイスオフ時には、約30秒ほどの睨み合いの後に体重超過したデイビスの方がガンボアを突き飛ばし、一触即発のムードを漂わせるなど明日の世界戦を煽ってみせた。
パスカルvsジャック
 ライトヘビー級正規王者に昇格したパスカルが、初防衛に向け同級リミット79.3kgを100g少ない79.2kgで合格。対する元2階級制覇王者のジャックはリミットの79.3kgでクリアした。
 この日に行われるWBA世界戦、ライト級にはワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、ライトへビー級にはディミトリ・ビボル(ロシア)がそれぞれスーパー王者として君臨する中、PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)として行われる。試合の模様はプレミアム・ケーブル局のSHOWTIMEが中継する。