[試合後談話]2019.12.23
ロマゴンが復活!
ロマゴン降臨。2020年はスーパーフライ級戦線に注目
 元世界4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(32=ニカラグア)が23日、横浜アリーナで開催された「FUJI BOXING」に出場。116lb(約52.6kg)契約8回戦でディオネル・ディオコス(26=比)と対戦した。会場の大声援を受けたゴンサレスは5年ぶりに日本のリングに上がった。
ロマゴン強し。
 1年3ヶ月ぶりの復帰戦のゴンサレスが開始からプレスをかけて左ボディを軸に積極的な攻撃を展開。2回に強弱をつけた上下のコンビネーションで滅多打ちにするとレフェリーはロープダウンを宣告。再開後サンドバッグ状態になったディオコスをレフェリーが救い出した。ロマゴンが格の違いを見せつけて圧勝した。
ローマン・ゴンサレス(32=ニカラグア)
 ケガなどの影響で1年3ヶ月ぶりの復帰戦となったロマゴンだが、終始落ち着いた様子で試合を終えた。滑らかなコンビネーションも健在で、会場に集まった目の肥えたファンさえも魅了した。
ディオネル・ディオコス(26=比)
 現役レジェンドと対戦したディオネル・ディオコスは試合後、完敗を認めた。「今日は良いファイトをしたが、ロマゴンは強かった。彼はグッドファイターだ。2回にもらった右ストレートはとても効いた」と試合を振り返った。
次のターゲットはヤファイ?
 笑顔で控え室に引き上げてきたローマンは「いい出来だったと思うから幸せ。私がやってきたことをできたのは、私の身の回りに約束を果たせたことになるから。 1年以上のブランクがあって、しかも練習中に被った半月板損傷の手術をして、そこから戻って来れた。神に感謝したい。これは私にとって再出発の地点です。次のターゲットはカリド・ヤファイ(英国)か井岡一翔(Reason大貴)。どちらかといえばヤファイを考えている」と来年の目標を明かした。

※カリド・ヤファイ(30=英国)
WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級王者

※井岡一翔(30=Reason大貴)
WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王者