[前日計量]2019.12.22
八重樫東「勝って良い正月を迎えたい」
健闘を誓い合ったふたり
 IBF(国際ボクシング連盟)フライ級タイトルマッチ、王者モルティ・ムザラネ(37=南アフリカ)vs世界3階級制覇王者で同14位の八重樫東(36=大橋)の前日計量が22日、都内のホテルで行われた。
 試合はWBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)の初防衛戦、WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(BMB)のV7戦と合わせ、「FUJI BOXING」トリプル世界戦として行われ、当日夜7時からフジテレビ系列で全国中継される。
ムザラネはリミットでパス
 今年5月に続く日本2戦目のムザラネは、慎重に秤に上がるとリミットの50.8kgでクリア。ペットボトルの水をグイッと飲み一息ついた。続けて、2年半ぶりの世界戦となる八重樫も同じくリミットを計測。ガッツポーズを決めると同年代の二人は向き合い、ムザラネが左腕を突きだすと八重樫もやり返し、約30秒間のフェイスオフで闘志を高めた。
ここからは時間が早いと八重樫
 計量後、八重樫は「フェイスオフは長かったですね。ここからは時間の流れが経つのが早いので、コンディションをしっかりと作ってリングに上がる。勝って良い正月を迎えたい」とコメント。表情は終始穏やかで試合を心待ちにしているようだった。
 その後のルールミーティングでムザラネが日本製の赤、八重樫が青のグローブを使用すると発表された。
■計量結果
王者 モルティ・ムザラネ
体重:50.8kg
体温:36.4℃
脈拍:59/min
血圧:110/73mm/Hg

挑戦者 八重樫東
体重:50.8kg
体温:36.0℃
脈拍:45/min
血圧:120/87mm/Hg