[ニュース]2011.6.11
WBAがガンボアの王座剥奪
ガンボア
 このほどWBAの選手権委員会はフェザー級“統一チャンピオン”のユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)の王座を剥奪することを決めた。
IBFベルトを剥奪されたソリス戦
 ガンボアは暫定王座を獲得後に正王者に昇格。昨年9月にはIBF王者オルランド・サリド(メキシコ=現WBO王者)にも判定勝ち、2団体の王座を同時に保持することになった。WBAではすでにクリス・ジョン(インドネシア)が“スーパー・チャンピオン”として君臨しているため、ガンボアには“統一チャンピオン”の称号を与えて差別化を図ってきた。
スーパーチャンピオンのクリス・ジョン
 しかし、ガンボアは今年3月のホルヘ・ソリス(メキシコ)との防衛戦を前に、IBFが義務づける当日計量を拒否したため同王座を剥奪された。試合には4回TKOで圧勝したが、これを機にWBA王座のみを保持することとなった。WBAのレギュラー王座はジョナサン・バーロス(亜)が保持しているため、ガンボアの居場所がなくなってしまったというのが王座剥奪の真相だ。
 スーパー・チャンピオンに統一チャンピオン、さらにレギュラー・チャンピオンに暫定チャンピオンと王座の大廉売を展開してきたつけが、とうとう選手に回されるという愚が起きてしまった。