[海外前日計量]2019.12.14
トップランク今年最後のMSG前日計量
ニューヨークのMSG決戦
 米国大手プロモーション、トップランク社の今年最後の興行が、14日(日本時間15日)に米国・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催される。その前日計量が13日に同会場にて行われ、メインイベントのWBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)、同級1位の指名挑戦者エギディウス"ミーンマシーン"カバリアウスカス(米)が登場した。
 セミ各ではIBF(国際ボクシング連盟)ライト級王者リチャード・コミー(ガーナ)が、同級1位の指名挑戦者テオフィモ・ロペス(米)と秤に臨んだ。
クロフォードvsミーンマシーン
 3階級制覇王者クロフォードはウェルター級リミットの66.6kgで合格。挑戦者カバリアウスカスは200gアンダーの66.4kgで秤を下りた。
 現在6連続KO勝ちのクロフォードは、今年4月にもMSGに登場。元世界王者のアミール・カーン(英)を相手に6回TKO勝利、今回がウェルター級3度目の防衛戦となる。対するカバラウスカスは2度の五輪出場後に13年にプロ転向。直近の今年3月のレイ・ロビンソン(米国)戦で10回引き分けとなるも今回、指名挑戦者として初の世界戦に挑む。
 ライト級リミット61.2kgを王者コミーが400g少ない60.8kgでパス。指名挑戦者ロペスは300gアンダーの60.9kgだった。
 コミーは今年2月にIBF王座を決定戦で獲得すると、6月にレイムンド・ベルトラン(メキシコ)を4度ダウンを奪い8回TKOで初防衛を飾った。対するトップランクの秘蔵っ子ロペスはド派手なKO勝利を重ねていたが、7月に中谷正義(井岡)と挑戦者決定戦を行い判定勝利を重ねるも、苦戦を強いられた。
 試合はスポーツ・ケーブル局のESPNが中継を行う。