[海外試合結果]2019.12.8
岩佐亮佑 IBF暫定王座戦
岩佐の左がヒット
 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級暫定王座決定戦が日本時間8日、米国ニューヨーク・バークレイズ・センターで行われ、元王者で同級1位の岩佐亮佑(29=セレス)と元WBO世界バンタム級王者で同級3位のマーロン・タパレス(27=比)が空位の王座を争った。
 試合の模様は9日午後9時からWOWOWライブで放送される。
タパレスを倒しての戴冠
 サウスポー同士の試合は、序盤に距離を掴んだ岩佐が3回に左ボディでダウンを奪い、上々の立ち上がりを見せた。タパレスはバッティングを主張するが、レフェリーに認められず。その後もタパレスは一発を狙う大振りが多く、精彩さを欠いた。後半も的確にワンツー、ボディで攻め立てる岩佐のペースで進み、終盤の11回に打ち終わりを狙った完璧なタイミングの左ストレートがヒット。痛烈なダウンを喫したタパレスは立ち上がるも足元がふらつき、レフェリーが試合を止めた。
次は統一戦が濃厚
 劇的な11回1分9秒TKO勝ちで1年4ヵ月ぶりにIBF王座へと返り咲いた岩佐は、30戦27勝(17KO)3敗。タパレスは36戦33勝(16KO)3敗。正規王者は、怪我で岩佐との指名試合を回避したWBA王座も保持するダニエル・ローマン(米)。来年、岩佐との統一戦が行われるのか注目だ。