[前日計量]2019.12.6
末吉大「しっかりと差をつけて勝つ」
末吉は元日本王者を迎えV5戦
 日本スーパーフェザー級王者の末吉大(29=帝拳)が明日7日、後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のセミファイナルで日本同級8位の坂晃典(27=仲里)を迎え、5度目の防衛戦に臨む。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者ともにリミット58.9kgで一発クリアした。

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怪我の功名ではないが体力が上がったと末吉
 当初、9月に予定されていたこの試合を右足甲の疲労骨折で延期した末吉だが、「ジムワークを休んだ1ヶ月弱の間に基礎トレーニングに励み、体力が向上した」。「完治した後はいろんな選手とスパーリングを重ね、全てにおいてレベルが上がった。仕上がりはバッチリ」と自信を示した。
今は明日の試合に集中している
 続けて、ステップアップが期待されることについても、「そろそろ日本王座を卒業したい気持ちもあるが、今は目の前の試合に集中している」と答え、「坂選手は好戦的な選手だが、打ち合う場面を作り、しっかり差を見せつけたい」と闘志を燃やした。
当たれば倒せると坂
 一方、日本王座への返り咲きを目指す坂は、「世界ランクを持っている末吉選手は、初防衛戦で失敗した自分とは違い、一つひとつ勝ってきている強いチャンピオン。今の僕にはもったいない相手」と謙遜したが、拳を握り「そう簡単には倒せないかもしれないが、どのパンチでも当たれば倒す自信はある。全て出して必ずチャンピオンになる」と決意した。
計量前に旧友の拳四朗と遭遇
 また、計量会場に入る前に関西大学同期でWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(BMB)と偶然に会ったと明かし、「ロードワーク中だったようでビックリしました。拳四朗とはプロに入り差がついてしまった。羨ましい気持ちもあるが、それはチャンスで僕が負けてきたから…。ここが勝負」と、あらためて自身に喝を入れた。