[試合後談話]2019.11.24
刈谷市で次世代軽量級の激闘
井上夕雅と村上勝也
 日本フライ級10位の村上勝也(薬師寺)と日本ミニマム級8位の井上夕雅(尼崎亀谷)が24日、愛知県刈谷市内の刈谷市あいおいホールで開催された「SPLEDID BOXING.15」のメインイベントで激突した。両者の気持ちのこもった激闘に会場から大きな声援が飛んだ。
右: 激闘を制した井上
 試合は、階級の差を気持ちの強さで上回った井上がアウェイで大きな自信をつける勝利。体格で勝る村上は、ジャブを的確に当て優勢を印象付けるが、中盤、井上が村上の打ち終わりを右ストレートで捉えると形勢逆転。後半に入ると右で試合をコントロールした井上が最終ラウンドにダウンを奪い判定勝利を収めた。
距離がまだわからないと井上
 検診後、井上は「距離が遠いのは最初からわかっていたことですが、まだまだ俺自身が掴めていないってことですね」と笑顔ながら反省の言葉が口をついた。「セコンドからいけと言われていたんですが、行ききれなかったですね。また練習頑張ります」と大粒の汗をぬぐった。
亀谷長和会長
 亀谷長和会長は「夕雅はいつも強い相手とやらせてくれと言ってきているので、これからも4対6で不利やと思う試合で強くなっていきます。アウェイで勝てる選手が本物ですから」と会心の勝利に笑みがこぼれた。