[囲み取材]2019.11.23
対戦相手変更も「特に気にしない」と拳四朗
統一戦は来年に持ち越し
 WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の拳四朗改め、寺地拳四朗(27=BMB)が22日、後楽園ホールで開催された「GENKOTSU.6」で取材に応じ、対戦相手が変更された件についてコメントした。寺地は12月23日(月)に横浜アリーナでIBF(国際ボクシング連盟)同級王者のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)と王座統一戦を行う予定だったが、アルバラードがデング熱に感染し試合をキャンセル。当日は7度目の防衛戦に変更となり、新たな対戦相手が元WBA(世界ボクシング協会)同級暫定王者でWBC同級14位ランディ・ペタルコリン(27=比)に決まった。
サウスポーはやりやすい
 念願の統一戦が持ち越しとなった寺地だが、「ビックリしたけど、僕は勝つだけなので気にすることはない。それよりもこの短い期間でオファーを受けてくれたペタルコリンに感謝したい」とすでに気持ちを切り替えていた。オーソドックスの相手からサウスポーに変更となったことについても、「前回もサウスポーでやりやすかったし、一ヶ月あれば修正できる」と問題なしを強調し、「(今まで行ってきた)アルバラード対策は来年に使う。ペタルコリンは良い選手だとは思うが、スピードと距離感で圧倒できる」といつもの笑顔で勝利を確信した。
 また、リングネームを「拳四朗」から本名の「寺地拳四朗」に変えた件については、寺地をサポートする三迫ジムの三迫貴志会長が、「来年の海外進出を見据え、海外ではShiro Kenとされる恐れがあるため」と説明した。