[試合後談話]2019.11.3
令和初の東日本新人王が決定!
注目のフェザー級は左:亀田と右:今成が激突
 「第76回東日本新人王決勝戦」が3日に後楽園ホールで開催され、試合中止となったライト級を除く11階級で熱い戦いが繰り広げられた。はたして、令和初の東日本新人王に輝いたのは――。
 試合の模様は日テレG+で11月10日(日)午後1時30分から放送される。
MVPは亀田京之介(協栄)
 2019年度東日本新人王の三賞は以下の通り。
 最優秀選手賞(MVP)は、キレのあるカウンターで3回TKO勝ちした亀田京之介(21=協栄)が選ばれた。サウスポー今成太希(22=三迫)と対戦した亀田は、足を使い距離を取るとシャープな右でダメージを与え、最後は右カウンターでダウンを奪いレフェリーストップを呼び込んだ。
 7戦5勝(4KO)1敗1分とした亀田は、「相手の動きは全部見えていた。足を使うことが課題だったが、それができて良かった。ちょっと焦りがあったので80点。MVPはうれしいが、本番は全日本新人王決定戦だと思っている」と試合の感想を語り、次戦に向けて気を引き締めていた。 
技能賞は森且貴(大橋)
 技能賞は、ミニマム級の森且貴(19=大橋)が受賞。縄井愁(21=ワタナベ)との激しい打ち合いのなか、左を軸にペースを手繰り寄せフルマークの判定勝ちを飾った。
 5戦全勝(1KO)とした森は、「なにかしらの賞は獲れるかもしれないと思っていたのでうれしい。次はどちらの選手が勝ち上がってきても、無敗対決になるのでしっかり勝ってMVPを狙いたい」と抱負を口にした。
敢闘賞は本多航大(川崎新田)
 敢闘賞は、スーパーライト級の本多航大(20=川崎新田)が獲得。小林柾貴(20=イマオカ)と序盤から激しい打撃戦を繰り広げたが、フィジカルの強さで押し勝つと右フックでダウンを奪い連打で仕留めた。
 本多は、「ジムの先輩からは賞を獲れるかもしれないと言われていたが、これだけ多くの階級がある中でもらえたのはうれしい」と声を弾ませ、「顔面とボディに1発ずつ効いたパンチをもらったが、腹をくくって打ち合った。次も打ち合って勝ちたい」と必勝を誓った。川崎新田ジムは8年ぶりの東日本新人王を輩出した。
東軍代表
 勝者は11月10日(日)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で行われる西軍代表決定戦の勝者と、12月22日(日)に後楽園ホールで全日本新人王決定戦を行う。
三賞を受賞した選手たち