[試合後談話]2019.10.31
勝利と引き換えにハプニングあり!?
左:廣瀬 右:犹守
 「DANGAN2019オール4回戦」が31日に後楽園ホールで開催され、全12試合で白熱の攻防が繰り広げられた。最終第12試合ではフェザー級4回戦、廣瀬祐也(21=協栄)vs犹守拓(23=UNITED)が行われた。3回KOでデビュー戦を勝利した廣瀬だったが試合後、リングアナにハプニングを指摘され笑いが起こった。
トランクスは破れたが試合には勝った
 サウスポー同士の一戦は、廣瀬がスピードを生かしワンツーで膝を揺らすと着実にダメージを与えペースを掌握。的確なパンチでレフェリーストップを呼び込んだ。試合後、大切にしているトランクスが真っ二つに裂けたことが判明。リングアナから「トランクスは破れたが、試合は敗れませんでしたね」と振られ、廣瀬は頭をかいた。
 小学1年から6年間、空手をしていた廣瀬は、テレビで見た亀田3兄弟に憧れ大学2年でジムに入門。ボクシング歴はまだ1年に満たないが、センスの良さを垣間見せた。「セコンドの声はよく聞こえたが、カウンターを狙い過ぎてしまったので60点」と話した廣瀬は、「破れたトランクスは新調するが、今日履いたのは記念に取っておきます」と笑顔を見せた。
左:五十嵐が倒した
 第11試合スーパーフェザー級4回戦では松崎慎吾(26=ワタナベ)と五十嵐友弘(25=ワールドスポーツ)が対戦。立ち上がりから五十嵐がトリッキーな動きで翻弄すると、右フックを決めてダウンを先取。ペースを握った五十嵐は力強い攻撃で松崎を攻め立てストップ勝ちした。
五十嵐友弘(ワールドスポーツ)
 デビュー戦を勝利した五十嵐は、「トレーナーから変則的な動きをしていこうとアドバイスされ、上手くハマった。ただ、全部出すことは出来なかったので反省です」と振り返ると、「次の試合は教えてもらっていることを100%出し切りたい。目標はトレーナーの欽二さん(キンジ天野=元日本スーパーフェザー級王者)です!」と初々しいコメントを残した。